【bug hobby #8】衣装ケースと百均アイテムでレッドローチの新居を作ってみた
むしばんわ。
なんだか最近、蟻を飼育しているのか、レッドローチを飼育しているのかわからない金神です。
今回は、大きな衣装ケースで、レッドローチの新居を作成したので、ご紹介したいと思います!
また、レッドローチ、つまり、ゴキブリ写真がこの先たくさんあるので苦手な方はご注意ください。
なぜ引っ越しが必要なのか?
そもそも、なぜ引っ越しが必要になったのか?
まずは、引越し前の旧家の様子を見ていただければわかると思うのでご覧ください。
旧家には問題点が3点ありました。
問題点1:脱走される
旧家特徴としては、三段ボックスチェストの内の一つのボックスをそのまま使っただけなので、蓋がありません。
なので、ダンボールを蓋代わりに上に敷いていました。
最初の頃は、こんなお粗末な仕様でも脱走されることはなく、「レッドローチちょっろw このままで飼育できるわwww」なんて楽観視していたのですが。
甘かったです・・・
結果的に、飼育を始めてから今まで、5ヶ月で10匹ほど脱走されました。
枕元や、パソコンのコード周りで静かに亡骸になっているくらいの時はまだいいのですが、まだ、生きている成虫が、冷蔵庫の裏や天井に張り付いていたり、挙げ句の果てには寝てるときに布団の中に潜り込んできた時には流石に飛び起きました・・・
脱走は、お互いにとって良くないことですし、そもそも金神は、ゲージ外にいる人間の管理下にいないゴキブリは嫌いなので、さすがに対策せねばなりませんでした。
ちなみに、脱走したのはオスだけです。
レッドローチは、オスだけに羽があるのでそれはそうなのですが、そもそもオスのほうが、メスよりもよく動き回って、アクティブな陽キャゴキブリのように感じていて、それが脱走されているのがオスだけになっている理由ではないかと感じています。
それに、オスは交尾しようとお尻の部分を、メスのお尻の部分にくっつけようとしている行動をよく見ますが、メスはいっつも嫌がってます、そんな中でも無理やり交尾に持っていくので、「こいつ陽キャやなぁ」感を駆り立てます。
さて、なぜ旧家は脱走されるのか、推測を3つ立ててみました。
1つ目は、ケースが、時間経過で側面が汚れて、レッドローチが登れるようになっていたのではないか。
2つ目は、春になって、気温が上がり、普段よりレッドローチが活発になったからではないか。
3つ目は、隠れ場所に置いていた、ジグザグダンボールが高さが高すぎて、羽のあるオスのレッドローチがそこから蓋代わりににしているダンボールに飛びついたり、側面を登って脱走したのではないか。
このあたりが原因でないかと思っています。
ツルツルな壁は登れないと言っても、やっぱりゴキブリ。
レッドローチの脱走能力は非常に高いので、みんなも注意してね!
問題点2:卵鞘が取り出せない
旧家に、隠れ場所として設置していたジグザグダンボールなのですが、隠れ場所としては気に入ってもらえたようで、レッドローチの主な住処ここでした。
ただ問題は、レッドローチがジグザグダンボールの凹部分に卵を産み付けます。
これがまー、ダンボールにベタベタにくっついていて、強引に取り外そうとすると、プチュっと潰れそうになります。
と言うか1個だけ潰しました、ちょっとトラウマ。
なので、卵鞘も取り外しやすい、新たな隠れ場所を用意しなければいけませんでした。
問題点3:手狭
飼育を始めてから5ヶ月ほど。
キッズレッドローチも増えて、近い将来手狭になるなと感じました。
生まれてない卵も、生きているのか死んでいるのか分かりませんが数百個はくだらない数があり、もう少し大きいケースを用意しなければならないと感じていました。
これらの問題点を解決するために、今回新たに新居を構える事になったわけです。
衣装ケース新居の作成手順
用意した道具
・衣装ケース
・衣装ケースの蓋を切る工具
・ドリルドライバー(インパクトドライバー)
・グルーガン、グルーガンスティック
・網戸ネット(鉢底ネット)
・はさみ
・ワイヤーネット
・新聞紙
・ペットボトル
・油性ペン
衣装ケースゲージの作成手順
金神が、今回衣装ケースで作成した新居を、手順ごとに説明します。
1、衣装ケースの蓋を切断します
衣装ケースの蓋を切断するのは、カビやダニなどの発生を抑えるために通気性を確保するためです。
レッドローチは、カビやダニが発生すると、最悪全滅もありえるそう。
ちなみに、いきなりですが、この作業が一番骨が折れます(;´Д`)
いきなり切断をはじめるではなく、まずは、四隅などガイドがないとズレてしまいそうなところに、ガイドとして線を引きます。
2、ドリルドライバーで、のこぎりの刃を入れられるくらい穴を開けます。
2と3はもっとうまいやり方があると思うので、あまり参考にはしないでください。
蓋を切断するために、ドリルドライバー(インパクトドライバー)にて、のこぎりの刃が入るくらいに強引に穴をこじ開けます。
ちなみに、写真のダイソーの木工用ドリルじゃ穴空きませんでしたので、ステップアップドリルを使いました。
これ超便利ですね!
ドリルドライバーを持ってる人は1本持っとくべきアイテムだと思います!
3、切断する
ドリルドライバーで開けた穴から、細目のこぎりを入れ切断します。
これが、とっても大変です!
だいたい、切断するのに3時間ほどかかったと思います。
この時は、後述のホットカッターがまだなかったのでこうしたのですが、絶対にホットカッターでやったほうが楽!
ホットカッターでやれば15分くらいで楽ちん終わった作業だったと思います。
他にも、もっと楽に切断する方法はあると思いますので、お手持ちの工具と相談して切断してください。
4、バリを取ります。
切断が終わるとバリが残ります。
見た目が汚いですし、この上に貼り付ける網戸ネット絡まったりすると良くないので、バリ取りをしましょう。
金神は最初、ダイソーの軸付き破石を使ったんですが、やっぱこいつは全然削れませんわ、ゴミです。
結局、浮き立っちゃっているようなバリは、カッターナイフで削って、細かいところは紙やすりで削りました。
別に、プラモデルなど、デザイン性が大きく求められるものを作ってるわけではないので、それなりにやっておけばいいと思います。
ツルツルにまでする必要はないです。
こうしてようやく穴あけ工程が完了。
衣装ケースは、こんな感じになりました。
5、穴のサイズを計測します。
網戸ネットを貼り付けるために、開けた穴のサイズを計測します。
6、網戸ネットを切断します。
5で計測したサイズ+数cmの大きさに網戸ネットを切断します。
今回は、ダイソーの200円商品の網戸ネットを使用しました。
大きさは、91cm×200cmでとても大きく、丸まって販売されているので、丸まろうとするクセがついています。
なので、細い網目を這うように切断するのはわりと疲れます。
なので、一回で成功させるためにも、初めからピッタリなサイズを目指すのではなく、だいぶ大きめに切断してから、切断した網戸ネットを、もう1回、今度はピッタリなサイズを目指して切断するやり方がオススメです。
金神は、1回でぴったりサイズを目指して失敗しました(・ω<)てへぺろ
人によっては、同じくダイソーでも販売している、200円の鉢底ネットを使う人もいるようです。
どちらを使うかは好みだと思いますが、それぞれ利点と欠点があります。
※網戸ネットの利点
・鉢底ネットよりサイズが大きいです。
・蓋にネットを使用してもさらに全体を覆うことができるので、200円でほぼ完璧な脱走対策を行えます。
・ソフトな素材なので取り回しが聞きます。
※網戸ネットの欠点
・丸まるクセがついているのと、細い網目なので、切断する時に疲れます。
・暖突など吊り下げるヒーターが利用できなくなります。
・縫ってあるだけなのでほつれてぼろぼろになったりします。
※鉢底ネットの利点
・ポリプロピレン製で、ハサミで簡単に切断できます。
・暖突など吊り下げるヒーターが利用できます。
※鉢底ネットの欠点
・網戸ネットよりサイズが小さいです。
・全体を覆うことはできないので、完璧な脱走対策を施すなら、網戸ネットも買う必要があります。
また、網戸ネットや、鉢底ネット利用しなくても、ドリルビットををお持ちなら、蓋に直接1mmくらいの穴を複数空けるだけでも良いと思います。
7、網戸ネットを、グルーガンで接着します。
カットした網戸ネットを、グルーガンで貼り付けます。
赤ちゃんレッドローチ一匹を通さないほどしっかりと全体を固定して絶対に脱走されないようにします。
グルーガンはダイソーにて200円、グルーガンスティックもダイソーにて、20本入り100円で購入できます。
他の用途にも利用できるので1個持っていても損はしないかと思います。
8、パネルヒーターを設置します。
気温が低ければ、パネルヒーターを設置しましょう。
レッドローチ飼育に20℃以上の温度管理は絶対大事!
ピタリ適温など、一般的なパネルヒーターはゲージ外で利用しないといけないため、衣装ケースの底面が平らじゃないと、効果を発揮できないので注意しましょう。
今回、金神が使用した衣装ケースも、底面が凸凹していて、下に貼り付けるタイプのパネルヒーターは利用できなかったので、ゲージ内に敷いて直接使用するタイプのパネルヒーターの、スーパー1を利用することにしました。
もし、パネルヒーターを底面に貼り付けることができる衣装ケースなら、そちらをオススメします。
スーパー1など、ゲージ内部で使用するパネルヒーターは、なにも対策をしないと、地獄を見ますよ。
スーパー1は、衣装ケース内から外に電源コードが通るので、ここを登って脱走を図る不届き者がおり、「完璧!」と思っていた脱走対策も脆く崩れ去り、室内でまた、レッドローチを数匹目撃するハメに・・・
地獄絵図も見れます。
9、ゲージ内部に敷くパネルヒーターの場合、電源コードの脱走対策をします。
スーパー1など、衣装ケース内部に敷くパネルヒーターの場合は、電源コードをレッドローチが上り、そこから脱走されてしまうので、対策を行います。
金神は、クリアファイルを1枚に切断し、垂れている電源コードを覆うように、OPPテープで貼り付けて対策を行いました。
こんなの面倒くさいので、皆さんは、ゲージにする衣装ケースを選びから底面が平らなものを選んで、底面に貼り付けるパネルヒーターを使ったほうが良いと思います。
10、ワイヤーネットを衣装ケース内でつっかえさせます
百均で買ったワイヤーネットを、ちょっと強引に力で折り曲げて、衣装ケース内につっかえさせて固定し、片側には軽く丸めた新聞紙を敷き詰め、もう片側は餌場にします。
金神は、たまたま家に余っていたワイヤーネットを使いました。
けっこう細長いものだったので、折り曲げるとだいぶ角度のついたUの字になってしまっていますが、百均にはもっと最適なサイズがあると思うので、加工した衣装ケースに合わせて購入してください。
また、レッドローチの隠れ場所を、ジグザクのダンボールから、丸めた新聞紙に変更しています。
新聞紙にしたのは、まず、お金もかからないと言うことと、入手性の良いこと、新聞紙であれば卵鞘を産み付けられても、卵鞘ごと新聞紙を破れば、回収も容易ではないかと思い、今回こうしてみました。
そして、餌場にあるペットボトルの餌皿は新規で作成しました。
元は、アイスコーヒーのペットボトルで、ホットカッターを使い加工したのですが、ホットカッターと言う工具はすごく便利ですね!
プラスチックが面白いように自由自在に切れます。
オススメの工具です!
ヤバい金神さん工具沼にもハマろうとして・・・Σ(゚Д゚;)ハッ
肝心の餌皿の仕様は、上から餌を入れて、下からレッドローチに入って食べてもらうビュッフェスタイルとなっております。
11、網戸ネットを敷いて蓋をします。
脱走対策で、ケース全体を網戸ネットで覆い、蓋をして完成です!
ちなみに、ダイソーの網戸ネットなら、蓋に使用しても、まだ全体を覆えるくらい余裕で残っています。
次は、この衣装ケースに実際にレッドローチをお引越しさせてみた記事を出したいと思います。
ぜひご覧ください!
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