発作性上室性頻拍治療のための入院誌 2日目:手術と結果
どうも、発作性上室性頻拍と言う病気で入院中の金神です。
一晩明けまして入院2日目になります。
結局ほとんど眠れませんでした…
でも不思議となぜか眠くはありません。
慣れない環境でどうしても緊張状態が解けないみたいです。
本日は手術が予定されているので、治療としてはメインの1日になると思います。
手術日の朝
病院の朝は早く、6時には蛍光灯に明かりが灯り、看護師さんが、体温、血圧、酸素濃度測定にやってきました。
早寝早起きで、いやでも健康的な生活になっちゃう(*´ω`*)
朝、昼、夕と来るのでどうも日課みたいです。
午前7時頃には朝食が届きました。
ご飯と牛乳は合わないので、緑茶とかにしてほしかった。
朝は牛乳飲んどけって感じなんでしょうか。
ちなみに昼食は手術があるので食止めとなっています。
午前10時頃、手術があるので旅館の浴衣のような検査着に着替えて、点滴が始まりました。
点滴は、食事代わりのポカリのようなものらしいです、看護師さんに「なにこれ?」って聞いたけどよくは分からなかった。
とりあえず点滴をするための点滴らしけど、ともかく量が多いです。
昨晩、頻拍を抑えるための点滴を受けたので、腕にはその時の点滴用の針が刺さったままなので、針を刺し直すこともなく再利用して点滴を始めたので、ただ薬と針を繋げるだけだった。
このあたりから、さすがに手術が近づきちょっと緊張。
それと、ここで初めて術後から朝まで仰向けのままベットから動けないってことを告げられました。
なんでも、血液をサラサラにする点滴をするから術後は傷口がとっても塞がりづらいかららしい。
早く言ってほしかった(;´д`)
正直手術より、約16時間くらいほぼミイラと化すほうが怖い。
暇に殺されそうだ。
という事でここまでは病床でほぼリアルタイムに記事を記載してきたのですが、ここから先は術後の後書きになります。
仰向けのままキーボード操作は無理でした…
手術は14時から開始なのですが、2時間前には飲食が一切禁止されました。
13時40分頃には看護師さんがやってきて、浴衣の下に着ていたズボンとパンツを脱いで、T字帯に履き替えました。
ふんどしみたいなものです。
恥ずかしい格好ではありますが、手術の日くらい仕方がありません。
その後、最後にトイレに行くように指示されたので小便を出してから、別に自分で歩けるけど、車椅子に乗って手術室へ向かいました。
手術中の様子
手術室に入ると、思ったよりガッツリとドラマで見るような”THE・手術室”って感じで、医者も大勢いて緊張感が高まりました。
車椅子から手術台に寝かされた後に、すぐに手術が始まりました。
心電図や血圧計など、体の状態を測るためであろう機器をペタペタと体に貼り付けられている間に、 いきなり尿道にカテーテルをぶっ刺されました。
「え、待って聞いてない」
この後色々と痛い思いをしましたが、今考えるとこれが、不意打ちかつ突然行われたので一番痛かったです。
その後は、ドレープを体全体に敷かれ、顔も目隠しをされ、 カテーテルを挿入する、右の鎖骨部分と、右足の付け根部分に局部麻酔を行われました。
結構ブスブス刺していた感触があり、たまに顔をしかめるほどのチクリとした痛みがありました。
このあたりから、点滴で受けていた眠くなる薬が効いてきて、麻酔からカテーテル挿入までにどのタイミングで移行したのかはあまりわかりませんでした。
金神的には「ずっと麻酔の注射してるなぁ」なんて感じていたのですが、気づいたときにはもうカテーテルが入っていたようです。
眠くなる点滴の効果は絶大で、手術中盤以降はずっと、強い眠気に襲われていました。
手術中で意識は一応あるのにいびきをかいたり、ちょっとした夢を見たり、意識が混濁していてそこそこ大きな手術なんていう人生でも頻繁にはない一大イベント中にも関わらず、気づけば全く別のことを考えていたりします。
その効果の強さはわりと怖いくらい。
もちろんやったことないですが、麻薬とかで気持ちよくなる感覚ってきっとこんな感じなんだろうなと思いました。
気の大きい人なら手術中なのに、ほんとに眠れてしまうと思います。
実際に金神も手術中に先生に「眠れそうなら寝ていいよ」と言われたので、ガッツリ寝る人もいるのだと思います。
手術中は、ほぼ意識が朦朧としているのですが、それでも時たま、カテーテルを動かした時の痛みや、麻酔の針を刺す痛み、 カテーテルの先端から高周波電流を流して焼灼する時の痛みが体を襲うので、痛みで意識が現実へと戻ります。
どれも、痛いは痛いですが、顔をしかめる程度の痛みで、長く続く痛みではないので、そんなに怖がる必要はありません。
ちなみに、鎖骨からは心臓にカテーテルが入らなかったみたいで、途中から首からカテーテルが入ってました。
首から入れるなんてそもそも聞いてないし、途中で血液も垂れてきて怖かったです。
こうして、手術の中盤から終わりまでは意識朦朧の中で、気づけば2時間30分ほどで手術が終わりました。
手術が終わっても、眠くなる薬の影響で体に力が入らず、手術室にて、手術台からベットに、看護師さんなど担いでもらって移動して、ベッドで寝たまま病室戻りました。
事前に聞いていた通り3時間ほどは寝返りもできない絶対安静、その後も朝までは寝返りや、少し起き上がる程度を許される安静状態で過ごしました。
術後しばらくすると、主治医の先生がいらして、手術結果の説明をしていただきました。
その中で衝撃の一言・・・
完治していない。
ガーン(´;ω;`)
なんでも、発作性上室性頻拍の原因の部分は今回焼灼できたとのことですが、新たな不整脈が発生していて、そちらの治療までは行えなかったとのこと。
もし治すなら今度はこことは別の大きな大学病院で同じ用なアブレーション手術を行う必要があるとのこと。
なんで検査の時点でわからなかったのだろう・・・
ともかく、今は経過観察を行い、数週間後に外来診察を行うことになりました。
色々ショックでしたが、結果は結果で終わったものは仕方ありません。
この日は身動きも取れないし、昨日あまり寝れてないし、さすがに手術で疲れたし、睡眠薬も点滴されているしで、夕食を食べたらそのままぐっすり11時間くらい眠りました。
ちなみに、夕食は身動きが取れなかったで撮影できませんでしたが、身動きが取れない人用の夕食メニューで、小さいおにぎりと、焼売、オムレツを看護師さんに介助してもらい食べさせてもらいました。
明日は入院最終日になります。
退院の様子や、術後の経過を書きたいと思います。
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